良きサマリア人

困窮者や傷病者を助けようとして失敗してもその責任を問わないという
『新約聖書』から出た「良きサマリア人の法」

これを基にした法律がある国も多い。

これには対概念法もあり、私は今世紀はそちらこそ注目されるべきではないかと思うのだが、

良きサマリア人の法の反対がわには「悪しきサマリア人の法」が存在している。

欧州各国において、刑法上、犯罪に遭遇した被害者への救援活動を行わなかった傍観者を法的に罰する規定が設けられている。

日本の法規上は保護責任者遺棄罪救護義務違反などが相当すると。

事故や事件でスマフォを取り出して撮影するばかりの傍観者の群れの事象が今世紀は多くなってきていますが、「悪しきサマリア人の法」こそ注目されるようになってくるかもしれません。

『善きサマリア人』(レンブラント作 1630年)